2014年にFacebookで書かせて頂いた記事ですが、今一度この場をお借りして
投稿させて頂きます。(少し編集しています)
VIVALOの代表として、思うことを書かせて頂きました。
まとまりの無い文章で読みづらいと思いますが、少しお付き合い頂けましたら
幸いです。
VIVALOの強みはなんですか?という質問を頂く事があります。
納期?オーダーの自由度?価格?カラーバリエーション?
いずれもオーダーを検討されているお客様にとって非常に重要な部分だと思います。
納期、、、もちろんVIVALOが38年間培って来たノウハウとシステムで可能な限り
早く正確に納品させて頂きます。
オーダーの自由度、、、こちらも可能な限りお客様のご希望に添えるよう、でも
間違った方向に向かわないようお客様と意見をすり合わせながらお客様だけの1台を
製作させて頂きます。
価格、、、こちらも部材価格の高騰や様々な事はございますが、小さな会社でやって
いるブランドですので、色々な方々のご協力のもと、標準価格120000円を出来
るだけ守っていきたいと思っています。
カラーバリエーション、、、こちらは自社工場にて溶接から塗装まで全ての行程を
行えるため、カラーバリエーションは無限大です。ご希望のカラーが無い場合は製作
させて頂きます。
これらは全てとりあけ分かりやすい特徴だと思います。
しかし、VIVALOの本当の強みはもっともっと分かりにくというより、実際に乗って
頂かないと分からないところにあると思っています。
その強みは、「真っすぐ走る」ということです。
乗り手によってまっすぐ走らせられるのではありません。
命を預けたフレームが真っすぐ走るということです。
近年様々な自転車のオーダーフレームブランドが立ち上がっています。
凝った装飾や加工、前衛的なカラーリングデザイン、最新規格の導入、オリジナルパーツ
、、、などなど、ビックリするほどにオーダーフレームの世界は進化しています。
残念ながらVIVALOは近年のオーダーフレーム界の中では前衛的ではありません。
凝った装飾もありません。最新規格の導入も遅れています。
決してさぼっている訳ではないんです。
知らない訳でもないんです。
言い訳でもないんです。
新しいモノを取り入れるという事は、思っている以上に大変な責任が伴うのです。
強度の事はもちろんですが、新しく取り入れるソレを安定供給する事ができるのか?
価格は合うのか?そもそもソレは必要なモノなのか?
色々な可能性を考え、吟味し、テストして、初めて導入することができます。
38年という歴史があるブランドだからこそ、大切にしていかないといけない事が
あります。簡単に踏み越えられない、踏み越えてはいけない壁があります。
何よりもVIVALOには38年分のお客様がいます。
38年分のVIVALOオーナー様がいます。
歴史というのは、人の歩みだと思っています。
VIVALOの歴史は38年間VIVALOというブランドの自転車を通じて出会うことの出来た
お客様一人一人との歩みだと思っています。
だからこそ、新しい事には慎重に大切に取り組んでいきたいと考えています。
今まで出会ったお客様、これから出会うお客様をがっかりさせない、むしろわくわく
させるような事じゃないとダメだと思っています。
VIVALOオーナー様一人一人に「VIVALOで良かった」と思ってもらえるようなモノ作り
をしなくてはいけません。
その為にVIVALOブランドとして、どこを目指すか??
VIVALOは高級なハイエンド自転車ブランドは目指しません。
奇をてらうモノ作りも致しません。
毎年モデルチェンジなんて事も致しません。
フルオーダーフレームという、聞くからに敷居が高そうなジャンルの自転車をより
ポピュラーに分かりやすく、普通に自転車選びの一択として加われるようになる事
を目指します。
当たり前にオーナー様が命を乗せて、真っすぐ走ることの出来るフレームを作り続けます。
他ブランドよりも遅くなるかもしれませんが、新しい技術にもチャレンジして、確実に堅実
に前へ前へと進んでいきます。
私たち自転車ブランドが乗せているのは、命である事、人生である事を決して忘れてはいけない。
これからもVIVALOをどうぞよろしくお願い申し上げます。
長々と読みづらい文章ですいません…
ありがとうございました!!